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iPhoneの補聴器モードとMade for iPhone補聴器

iPhoneには「補聴器モード」という項目があるのをご存知でしょうか???

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iPhoneの設定>一般>アクセシビリティへ行くと「聴覚サポート」という項目の中に「補聴器」があり補聴器モードにすることができます。っと言うわけで「補聴器モード」とは何だってーーーの!?となりますが、早い話はテレコイルが使えるようになるということです。

そして出てくるのが「テレコイルって何!?」ですが、テレコイルとは磁気誘導コイルのことです。すべての補聴器ではありませんがこの機能が補聴器には備わっており、この機能を使うことにより音声を鮮明に直接補聴器に伝送することが出来るのです。聾学校などでは昔から使われてたりしましたが、FMシステムやワイヤレス機能が発達したデジタル補聴器ではテレコイルを使うことは少ないかと思います。

iPhoneにはこのテレコイル機能を使えるような設定があり、電話の音声が聴き取りやすくなるかもしれないので試してみてください!!

 

しかし、これもすべてのiPhoneで大丈夫なわけではなく、iPhone4iPhone5のみの対応になっているみたいです。iPhone3G・iPhone3GS・iPhone4Sに関しては非対応のようで…

これは、アメリカの連邦通信委員会(FCC)というところのデジタル携帯電話に対して補聴器両立性 (HAC) 条件にiPhone4Sは「M4」「T4」という格付けがないようなのです。これはハードウェアーの問題なのでたぶんiOSのバージョンアップなどで変わることはないのではないでしょうか。

 

M4のMは「テレコイルモードで機能しない補聴器との音響結合を可能にするための、無線周波妨害の低減に関する格付け」

T4のTは「テレコイルモードで機能する補聴器との誘導結合に関する格付け」

と書いてあります。

 

最近の補聴器はプログラム設定にてテレコイル機能の追加をすることが出来ますので、iPhone4または5をご使用の方でご興味がある方は補聴器購入店へ行って自分の補聴器の設定を変えてもらってはいかがでしょうか?

当店で試した結果、テレコイルが強く反応するところは前面のカメラの左横あたりでした!!
(補聴器によっては自動的にテレコイルに切り替わるものもあります。)
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それと補聴器モードの上のところには「補聴器マイク機能を使用すると、iPhoneを補聴器のリモートとして使用できますホームボタンをトリプルクリックすれば、いつでも補聴器マイクにアクセスできます。」といったことが書いてあります。

これはiOS6からでBluetoothとの接続の有無を求めてきます。キャリアに問い合わせたところ「Made for iPhone」の印の入った補聴器であればiPhoneが繋がるとのことでした、どの補聴器メーカーが対応しているのか聞いたところ「わかりません」とのこと…。

 

なのでAppleのサイトで確認したところ!!

業界を代表するメーカーと協力しMade for iPhone補聴器の開発しているようで、2013年よりMade for iPhone補聴器は発売されるみたいです。海外のサイトで調べた結果、GMリサウンドさんより補聴器とiPhoneをつなぐUnite Phone Clip+(ユナイト電話クリップ)というデバイスのようなものが出るようで、ユナイトシリーズが使えるGNリサウンドの補聴器であればiPhoneがリモコン代わりになります。

実際App Storeからアプリが出ていました!!

これのアプリを入れてみたところ、ボリューム操作とプログラムの選択とストリーマーの選択がiPhoneで出来るようです。

 

現段階では補聴器にBluetoothが搭載されたものはないのでハブ的なデバイスが必要ですが、今後補聴器とiPhoneが直接繋がると今以上に便利になるかもしれません。そしてiPhone5のBluetoothはバージョンは4.0らしく、この4.0は消費電力が低くボタン電池1個で数年は動くらしいです。(ウィキペディアより)これを考えるとBluetoothが補聴器自体に搭載されてもおかしくはないかもしれないですね~

今回調べて出てきたのはGNリサウンドでしたが、もう何社かが開発してるようなので今後も目が離せません。

 

長くなってすみません…

店長より。